シュウメイギク(秋明菊)Anemone hupehensis var. japonica |
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草丈50〜80cmの多年草。逸出帰化。 根出葉は3出複葉となり、小葉は3〜5浅〜中裂し、長さ5〜7cm、幅3〜7cm、裂片には不揃いの鋸歯がある。茎葉は2〜3個輪生する。 花は茎頂につき、径約5cm。花弁はなく、花弁状になった萼片が約30個あり、外側のものは緑色であるが、内側のものは紅紫色〜白色になる。 別名 キブネギク(貴船菊) 逸出帰化(中国原産) 人里近くの林縁(石灰岩地に多い) 2008年10月11日 東京都八王子市 下 2008年10月12日 埼玉県浦和市 古い時代に中国から渡来したといわれ、林縁などで自生状態になっているものもよく見かける。庭に植えられていることも多く、美しい花はあまりにも園芸的で、撮影する気にはならなかった。 そうは言っても完全に逸出状態にあるのならコンセプトにかなう。今年、河岸の石垣や河原の空地に咲いているこの花にやっとカメラを向けた。 色は紅紫色のものと白色のものがあるが、いかにも自生状態で咲いているのは紅色のものが多いことから、最初に渡来したのはこの色ではないかと想像される。 同じ科の仲間の花 |