トゲミノキツネノボタン(刺実の狐の牡丹)

Ranunculus muricatus


トゲミノキツネノボタン1

  • 科名・属名
  • : キンポウゲ科 キンポウゲ属

  • 特徴

  •  草丈15〜50cmの1〜2年草。帰化。
     茎は束生して斜上し、ほとんど無毛。
     根出葉は、広卵形で3浅裂〜中裂し、長さ、幅とも2〜9cm。裂片の縁には不揃いの鋸歯がある。葉柄は長さ5〜25cm。茎葉は互生し、上部にいくに従って小型で、葉柄も短い。
     花は茎の上部の葉腋に長さ1〜2cmの花柄を出して単生し、黄色で5弁、径約1.5cm。
     果実(痩果)は15〜25個が集合果となり、楕円形で扁平、長さ5〜6mm、縁は肥厚し、側面に刺状突起があり、先端は嘴状にやや反曲する。

  • 分布・生育地

  •  帰化(ヨーロッパ、西アジア原産)  畑

  • 花期
  • : 4〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2014年5月6日  山口県美祢市
     中    同  上
     下左、花・実    同  上
     下右・葉    同  上

  • 撮影記

  •  ヨーロッパや西アジアが原産の帰化種で、最初に発見されたのは仙台で、本州〜九州に帰化しているようだ。
     しかし、東日本では殆ど目にすることはなく、山口県や九州北部に多いとされている。
     GWに、九州から西日本を回った際、山口県でこの花の話しをした所、花仲間が案内してくれた。
     そこは秋吉台で、観光客が横を通り過ぎる中、道端に這いつくばって撮影した。
     左下の写真のように、果実(痩果)の側面に刺状突起のあるのが特徴で、和名の由来となっている。

    葉

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トゲミノキツネノボタン2

花

果実