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- 科名・属名 :
キンポウゲ科 センニンソウ属
- 特徴 :
つる性の木本植物。
茎は淡紫褐色で木にからまって伸びる。
葉は夏緑性、1回3出複葉、小葉は卵形〜卵状披針形、長さ2〜9cm、幅0.8〜5cm。先は尖り、基部は円形〜くさび形、縁には粗い鋸歯がある。葉柄は長さ1.5〜10cm。
花は葉腋に単生して下向きに咲き、鐘形で長さ2〜3cm、径1.5〜3cm。萼片は4個、楕円形で淡黄白色、長さ2〜3cm、幅0.4〜1.2cm。先端は鋭形または円形で反曲する。花柄は長さ2〜11cm、小苞はあるが鱗片に覆われて見えない。
果実(痩果)は狭卵形、長さ約6mm。
- 分布・生育地 :
本州〜九州(福岡、大分、長崎県) (国外:日本固有) 温帯林の林縁
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
2003年4月27日 広島県帝釈峡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 2016年6月11日 山梨県南都留郡 下・葉 2015年5月28日 広島県帝釈峡
- 撮影記 :
四国の鳥形山で見つけられたのでこの和名がつけられている。
石灰岩地帯に多く、4月末〜6月初め、山地の林縁の日当たりのよい所で見かける。
とはいってもどこにでも咲いているというものでもなく、これまで見てきた経験からすると、東日本よりも西日本に多いようだ。
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