ウスギオウレン(薄黄黄蓮)

Coptis lotescens


ウスギオウレン

  • 科名・属名
  • : キンポウゲ科 オウレン属

  • 特徴

  •  草丈5〜15cmの多年草。
     葉は3出複葉で、小葉は卵形、羽状に中裂し、裂片には鋭い鋸歯がある。
     花は直径1cm程度、花弁は淡黄緑色で多少紫色を帯びる。萼片は狭く、縁が多少波打つ。

  • 分布・生育地

  •  本州中部 針葉樹林下

  • 花期
  • : 3〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年3月19日 神奈川県箱根
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  関東周辺ではまだ花の種類も少ない春浅い時期に咲き、撮影候補にあげ探していた。しかし、以前の産地は環境変化で消滅し、なかなか見つけられなかった。
     箱根近くの山で撮影した話を聞き、3月半ば、やや遅いとは思ったものの出かけてみた。
     そう急な登りでもないのに、冬場になまった身体は重くすぐに息切れする。霜柱が溶け始めた登山道も歩きにくく、何かと理由をつけては一休み。
     たどりついた登山道脇には、半分以上実になっていはいたが十数株固まって咲いていた。名のとおり、少し黄味掛かった花だった。

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花アップ