ヤマトリカブト(山鳥兜)

Aconitum japonicum subsp. japonicum


ヤマトリカブト1

  • 科名・属名 : キンポウゲ科 トリカブト属

  • 特徴 :
     草丈60〜200cmの多年草。
     茎は林縁では斜上して曲がり、草原では直立する。
     葉は円心形で3〜5中裂し、長さ、幅とも6〜20cm。裂片の切れ込みは浅く、披針形〜卵状披針形で縁には欠刻状の鋸歯がある。
     花は散房状花序となり、青紫色で長さ3〜4cm。萼片は5個、頂萼片はかぶと状になり、2個の側萼片は円形〜倒卵形、下萼片は2個で楕円形〜長楕円形、外側だけでなく内側の縁に近いところにも毛がはえる。雄しべは有毛。雌しべは普通3個あり、無毛。花柄は長さ2〜4cm、曲がった毛がある。

  • 分布・生育地 :
     本州(関東地方西部〜中部地方東部) (国外:日本固有)
     林縁・林中や草原

  • 花期 :  9〜11月

  • 撮影月日・場所 :
     2003年9月15日  山梨県大月市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中 2003年9月14日  群馬県甘楽郡
     下左・花 2015年8月24日  群馬県前橋市
     下左・葉    同  上

  • 撮影記 :
     秋、関東近郊の山に登ると本種によく出会うが、分布は以外に狭い。
     トリカブト類は、産地や茎や花柄の毛、萼片や雄しべ・雌しべの毛の有無や生え方等で同定するが、いずれにしても難しい。
     本種は萼片の外側にも内側にも毛が生えるほか、花柄、葉柄には曲がった毛がある。
     青紫色の美しい花を咲かせるこの植物が、熊を殺せるほどの猛毒を持っているとは信じがたい。「きれいな花に毒」か。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
ヤマトリカブト2

花