ヤサカブシ(八坂附子)

Aconitum nikaii


ヤサカブシ

  • 科名・属名 : キンポウゲ科 トリカブト属

  • 特徴 :
     草丈30〜150cmの多年草。
     イブキトリカブトに似ている。
     茎葉は質が厚く、3中裂する。
     花は花弁の距が細くて長く、360度まで屈曲する。花柄と上萼片には屈毛が生える。

  • 分布・生育地 :
     本州(山口県) (国外:日本固有)
     林縁

  • 花期 :   9〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2012年10月18日  山口県
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     「ここのトリカブトを門田先生がヤサカブシと同定された」と案内された林縁には、わずかな花をつけた貧弱な株があった。
     花柄に曲がった毛が生えるのが特徴と聞かされ、苦労して屈毛のクローズアップを撮影した。
     ただ、当時「ヤサカブシ」というトリカブトは私の知識になく、色々な図鑑を見てもこの花の記述はなかった。
     最近出版された改訂版「日本の野生植物2」にこの花の記述があり、それを参考にアップした。
     しかし、植物に詳しい中国地方の花仲間は、「タンナトリカブトの個体差の範囲で、これで別種とは?」との考えもあり、よくわからないというのが正直な所だ。

  • 葉

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花

花柄