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- 科名・属名 : コショウ科 コショウ属
- 特徴 :
数mにも長く伸びるつる性の木本。
枝は緑色で、節から根をおろす。
葉は互生し、卵形〜卵状披針形で長さ5〜8cm。先は鋭く尖り、全縁で光沢がなく、暗緑色で5つの脈がある。
花は雌雄異株で、穂状の花穂は長さ3〜8cm、黄白色で細く垂れ下がる。
果実(液果)は球形で赤熟する。
- 分布・生育地 :
本州(関東地方南部以西)〜沖縄、小笠原 (国外:朝鮮(南部)) 海岸近くの林縁
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1999年5月11日 東京都八丈島 中上・全体2 2015年4月11日 鹿児島県屋久島 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2018年4月19日 鹿児島県鹿児島郡 左下・果実 2006年3月4日 東京都八丈島 右下・葉 2015年4月11日 鹿児島県屋久島
- 撮影記 :
ツタの仲間は草本に分類すべきなのか木本なのか、それともツタ類という独立した区分にすべきなのかはっきりしない。木本という整理が多いようである。
この花は海岸近くの樹林や岩などに絡み付いて伸び、春〜初夏の頃、群落になって紐のような花をぶら下げているのをよく目にする。
花の少ない冬場、常緑の葉の下に赤熟した実も花の少ない時期だけによく目立つ。
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