|
- 科名・属名 : クロウメモドキ科 クロウメモドキ属
- 特徴 :
高さ2〜5(-8)mの落葉低木〜小高木。
根元からよく分枝し、枝は無毛、長枝の先は刺になり、短枝が多い。樹皮は灰黒褐色。
葉は対生〜やや対生、葉身は狭長楕円形〜線状長楕円形、長さ5〜12cm、幅2〜4cm。先は急尖頭、基部は広いくさび形、縁には細かな鈍鋸歯がある。質は膜質、表面は無毛、裏面は脈腋にやや毛があるほかは無毛。葉柄は長さ1〜2cm。短枝につく葉はやや倒卵形で小型。
花は雌雄異株、若枝の基部近くの葉腋や短枝に束生し、4数性、黄緑色で径4〜5mm。雄花は多数つき、雌花は少ない。花柄は長さ7〜10mm。萼裂片は狭三角形で先は尖り、萼筒は鐘形。雌花の花柱は長く飛び出て、先は2分し、分枝は下に曲がる。
果実(核果)は倒卵状球形、径6〜8mm、黒熟する。
- 分布・生育地 :
本州(中北部) (国外:日本固有?(アジア東北部?) 日当たりのいい山地、高原
- 花期 : 5〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2018年4月30日 千葉県柏市 中上・全体2、以下全て 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
あるスゲを探しに出かけた千葉県の雑木林、いくら探しても目的の植物は見つからず、他にも大した収穫はなくガッカリし、ベンチで一休み。
確かここには本種があるとの記録を思い出し、時期的には早いが木の確認だけでもと気持ちを奮い起こして立ち上がった。
しばらく探すと林縁でこの木を見つけ、運良く花もつけていた。今年は暖かかったので咲いたのだろう。すっかり気分が明るくなった。
同じ科の仲間の花
|