アカメイヌビワ(赤芽犬枇杷)

Ficus benguetensis


アカメイヌビワ

  • 科名・属名 :
  •  クワ科 イチジク属

  • 特徴 :

  •  高さ5〜7mの常緑高木。
     若い枝は粗い毛があり、葉とともに赤くなる。
     葉は長楕円形〜倒卵状長楕円形で長さ10〜20cm、幅3.5〜8cm。先は短く尖り、基部は鋭形〜円形。全縁で表面は無毛で裏面は脈上だけに粗い毛がごく疎らにある。
     雌雄異株で葉腋に1〜2個の花嚢をつけ、幹から出た短い枝にも多くの花嚢をつける。花嚢は扁球形〜球形で径1〜1.3cm。熟すと径1.5〜1.7cmで橙赤色に熟す。

  • 分布・生育地 :

  •  九州(奄美大島以南)〜沖縄  低地の林内

  • 花期 :
  •   不明

  • 撮影月日・場所 :

  •  2013年3月17日  沖縄県国頭郡
     下・果嚢    同  上

  • 撮影記 :

  •  若い枝や葉が赤くなるのでこの和名がつけられている。
     この仲間は目立つ花を咲かせるわけではなく、葉腋や幹にどれもよく似た地味な花(果)嚢をつけるだけなのでなかなか撮影意欲はわかない。
     沖縄北部の明るい沢で昼食をとっているとき、葉の赤いこの樹を目にし撮影した。

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