ヒメコウゾ(姫楮)

Broussonetia kazinoki


ヒメコウゾ

  • 科名・属名 : クワ科 コウゾ属

  • 特徴 :
     高さ2〜5mの落葉低木。
     樹皮は褐色で狭楕円形の皮目が目立ち、若枝には初め短い軟毛が密に生える。
     葉は互生し、葉身は歪んだ卵形で時に2〜3裂し、長さ4〜10cm、幅2〜5cm。先は尾状に尖り、基部は歪んだ円形か鋭形、縁にはやや細かい鋸歯がある。質は薄く、表面は粗い毛が散生、裏面は脈上に短毛がある。葉柄は長さ0.5〜1cm。
     花は雌雄同株で若枝の基部の葉腋に雄花序、上部に雌花序がつく。雄花序は球形で径約1cm、花被片は卵形、雌花序は球形で径約4mm、花被片は袋状、花柱は赤色で長さ約5cm、基部に小さな突起がある。
     果実(集合果)は球形で径1〜1.5cm、橙赤色に熟す。

  • 分布・生育地 :
     本州(岩手件以南)〜九州(奄美大島まで) (国外:朝鮮、中国(南部))
     低山地の林縁、道端、荒地

  • 花期
  • :   4〜5月
  • 撮影月日・場所 :
     2015年4月29日  神奈川県川崎市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中上・雄花序 2013年4月23日    同  上
     中下・雌花序    同  上
     下左・果実 2015年6月7日    同  上
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     春、近くの丘陵が新緑の淡い薄黄緑色に被われるころ、カメラ片手に散策するとこの花がよく目に付く。
     他のコウゾ属の仲間が雌雄異株なのに対し、この花は雌雄同株ななので雄花序と雌花序が同じ枝についている。
     夏に橙赤色に熟す果実は口当たりは悪いものの食べられると図鑑にはあるが、残念ながらまだ食べたことはない。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
雄花序

雌花序

果実