|
- 科名・属名 : クワ科 カラハナソウ属
注.APG分類では、アサ科(CANNABEAECE)、学名(Humulus scandens)
- 特徴 :
つる性の1年草。
茎や葉柄には下向きの刺がある。
葉は対生し、掌状に5〜7裂し、長さ5〜12cm。縁に低い鋸歯があり、表面には粗い毛があってざらつく。
花は雌雄異株、雄花は淡緑色で、円錐形の花序にまばらにつく。雌花は数個〜十数個の苞からなり、下向きの短い穂状花序になる。はじめは緑色で濃紫色の斑紋があるが、果実期には全体紫褐色になり反り返る。
果実(痩果)は広卵形、長さ4〜5mm、上部に細毛があり、表面に腺がない。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州(奄美大島まで) (国外:中国) 人里近くの道端や荒地
- 花期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1(雄株) 2003年9月23日 東京都八王子 中1・全体2(雌株) 2017年9月8日 同 上 (上、中1は拡大写真あり、写真をクリック) 中2・雄花序 2005年9月19日 栃木県今市市 中3・雄花 2015年9月4日 神奈川県川崎市 中4・雌花序 同 上 左下・雌花 2017年10月18日 同 上 右下・葉 2015年9月4日 神奈川県川崎市
- 撮影記 :
荒地や河原などで他の草に覆いかぶさるように茎を伸ばして大繁殖し、秋口パッとしない花を咲かせる。
取り除こうとすると、葉や葉柄に生える下向きの鋭い棘で思わず手を引っ込めさせられる、「鉄葎(かなむぐら)」の所以である。
花は雌雄異株で、雄花と雌花は大分雰囲気kが異なるので、迷惑と思わずしっかり観察して欲しい。
同じ科の仲間の花
|