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- 科名・属名 : クワ科 クワクサ属
- 特徴 :
草丈15〜80cmの1年草。
茎は直立して分枝し、細かな毛があり、暗紫色をおびることがある。
葉は互生し、卵形で長さ5〜10cm、幅2〜5cm。先は尖り、基部は切形、縁には鈍い鋸歯がある。質は薄く、表面は毛があってざらつく。
花は葉腋に雄花と雌花が集まってつき、淡緑色で紫色を帯びることがある。雄花の花被は4裂し、雌花の花披はやや6裂する。
果実(痩果)は扁三稜形を帯びた球形で小さく、花被に包まれ、下半部は膨らんで液質になり、はじけて種子を飛ばす。
- 分布・生育地 :
本州〜沖縄 (国外:朝鮮、中国、台湾、東南アジア、他北アメリカに帰化) 道端、荒地、草地
- 花期 : 9〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2005年9月19日 栃木県今市市 中上・全体2 2003年10月5日 神奈川県丹沢 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花1 2016年9月30日 神奈川県川崎市 左下・花2(雄花) 2017年9月16日 同 上 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
秋口、道路端や荒地などでごく普通に見られ、葉が桑に似ていることから和名がつけられている。
春はこういう目立たない花でも、冬の間被写体がなく花に飢えているので撮影するが、秋は腹いっぱいで見逃していることが多い。
この花もそれに気がついてやっと撮影した。
全体写真の2枚の花は紫色を帯びているが、普通は左下のアップの花のように淡緑色が多い。
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