エビスグサ(夷草)

Senna obtusifolia


エビスグサ1

  • 科名・属名
  • : マメ科 センナ属

  • 特徴

  •  草丈50〜100cmの1年草。帰化。
     植物体には悪臭がある。茎には最初細かい軟毛があるが、後に無毛になる。
     葉は偶数羽状複葉で基部の小葉の葉軸上に密腺がある。小葉は普通3対あり、倒卵形〜倒卵状楕円形で長さ2〜6cm、幅1〜2.5cm。
     花は葉腋に1〜2個つき、花弁は5個で黄色、直径1.5〜2.5cm。
     豆果は細長く、角ばった円柱形で長さ10〜15cm、25〜30個の種子がある。

  • 分布・生育地

  •  帰化(熱帯アメリカ原産)
     本州(関東以西)〜沖縄 空地、畑、草地

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年9月23日  神奈川県高座郡
     中 2014年9月5日  沖縄県西表島
     下左・花 2006年9月23日  神奈川県高座郡
     下右・葉 2014年9月5日  沖縄県西表島

  • 撮影記

  •  ある秋の日、神奈川県の小さな川の堤防の上を歩いていると、この花が道端に群生しているのに出会った。
     沖縄では「ハブ茶」の原料として栽培されていたそうで、逸出していないか探したが見つけられなかった。その花に本州で出会えるとは。調べると神奈川県には比較的多く帰化(逸出?)しているようである。
     その後、沖縄でもサトウキビ畑の隅で咲いているのを見たが、周辺で栽培している様子はなかった。
     これまで、帰化植物は何となく場違いな感じがして敬遠してきたが、自宅の周囲を見回しても目に入るのは帰化や逸出の植物ばかり、無視するわけにもいかず、最近は少しずつ撮りはじめている。

    葉

    同じ科の仲間の花
エビスグサ2

花