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- 科名・属名 : マメ科 エノキマメ属
- 特徴 :
草丈15〜70cmの匍匐性低木。
若枝には稜があり、褐色の毛が密生する。
葉は3小葉からなり、小葉は長楕円形〜楕円形、長さ3〜10cm、幅2〜3.5cm。頂小葉と側小葉はほぼ同大で、表面には短い白毛が、裏面には伏した長毛が密生する。葉柄は長さ1.5〜3cm、稜があり密に毛がある。
花は葉腋に長さ2〜5cmの総状または円錐花序となって多数つき、花冠は淡紅紫色〜紅紫色で長さ8〜9mm。萼や花柄には白い長毛を密生する。
果実(豆果)は膨れた楕円形で、長さ約1cm、幅5〜6mm、全体に伏毛を密生し、先端に花柱の基部である小突起をつける。
- 分布・生育地 :
沖縄(八重山諸島) (国外:台湾、中国、東南アジア、インド) 原野
- 花期 : 3〜8月?
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2014年3月25日 沖縄県石垣島 中1・全体2 2016年7月6日 同 上 (上、中1は拡大写真あり、写真をクリック) 中2・花1 2014年3月25日 同 上 中3・花2 2016年7月6日 同 上 中4・果実1(未熟) 2013年5月27日 沖縄県西表島 左下・果実2(熟果) 2017年9月6日 沖縄県石垣島 右下・葉 2013年5月27日 沖縄県西表島
- 撮影記 :
残念ながら果実しかなかったが、蕾も多数あり、「花期は?」と推測したものの、西表島の知人ですら開花は1度しか見ていないとのことだった。花との出会いはかなり難しそうだ。
難しいと思っていた花だが、石垣島の原野でこの株を見つけ、春先訪れた所、ちょうど花が咲き始めていた。
朝方は蕾が多かったが、昼近くなると蕾だったものが次々と開花し、なかなかその場を離れられなかった。
夏に出かけた時立ち寄ってみると、花もいい状態で果実もあったが、9月に訪れた時には花はほとんどなかった。
これから推測すると、花は春〜夏ということになるが、これからも訪れた時立ち寄って花期を明確にしたい。
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