ヒメノハギ(姫野萩)

Desmodium microphyllum


ヒメノハギ

  • 科名・属名
  • : マメ科 ヌスビトハギ属

  • 特徴

  •  高さ1mになる小低木。
     茎は多くは直立し、赤褐色。
     葉は3小葉ときに1小葉からなり、頂小葉は楕円形で長さ5〜15mm、先は鈍頭。
     花はまばらに3〜10個つき、白色、淡黄色、紅紫色で、長さ4〜5mm。花序や花柄には長い軟毛と短いかぎ毛が混じる。
     節果は3〜4小節果からなり、長さ10〜13mm。

  • 分布・生育地

  •  本州(紀伊半島以南)〜沖縄
     日当たりのいい乾いた低山地の原野

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2007年10月7日 福岡県平尾台
     中・花、下・葉  同 上

  • 撮影記

  •  ある花を探しに出かけた平尾台、目的の花が見当たらず「飯でも食ってから」と草地に腰を下ろした。
     すると足元に小さなマメ科の果実、何だろうと花を探すとこの花が見つかった。以前、夏に秋吉台で出会った時は、終わっていたこの花にこの時期に出会えるとは。1花だけの咲き残りであったが、昼食も後回しにして撮影に励んだ。
     もっと状態のいい花はないかなと周囲を探すと、何と今日の目的の花が草陰に咲いているのを見つけた。一瞬にしてそれまでの不機嫌は吹き飛びルンルン気分になった。咲き残りの花は「幸運の女神」だった。

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花アップ

小葉