イブキノエンドウ(伊吹野豌豆)

Vicia sepium


イブキノエンドウ

  • 科名・属名
  • : マメ科 ソラマメ属

  • 特徴

  •  長さ30〜100cmのつる性の多年草。帰化。
     葉は羽状複葉で、8〜14個の小葉からなる。小葉は狭卵形で長さ1.5〜3cm、幅7〜14mm。萼裂片は長さが不揃いで、一番下が一番長い。
     花は葉腋に1〜2個つき、淡紫色で長さ1.5〜1.7cm。
     豆果は長さ2.5〜4cm、幅7〜8mm。

  • 分布・生育地

  •  帰化(ヨーロッパ原産)
     北海道、本州(伊吹山) 草地

  • 花期
  • : 5〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  2001年7月8日 滋賀県伊吹山
     花、実アップ  同 上

  • 撮影記

  •  初夏から秋にかけて伊吹山は何度訪れても楽しい花の山である。
     この山は、車で簡単に頂上近くまで登れるうえに、冬の積雪の多さから(積雪の日本記録11.82mはこの山で記録された)北方系の花の南限となっているものや石灰岩独特の植物など数え上げたら限がない。
     そのうえ、戦国時代?薬草園が作られていたとのことで、この山でしか見られない帰化種も多い。
     この花もその一つで、特別変わったところのある花ではないが、ヨーロッパ原産のマメ科の花で本州ではこの山だけに知られている。

    同じ科の仲間の花
花、実