イソフジ(磯藤)Sophora tomentosa |
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高さ2〜3mの常緑低木。 葉は奇数羽状複葉で、側小葉は5〜8対つき、楕円形〜倒卵形で、長さ3〜4.5cm、幅2〜3cm。先は円頭で、葉裏は若枝とともに灰白色の軟毛が密生する。 花は長さ5〜10cmの総状花序となって多数つき、蝶形で黄色、長さ1.1〜1.2cm。旗弁は他の花弁より大きい。 豆果は数珠状で、長さ8〜17cm、4〜8個の種子が入り、全体に灰白色の軟毛が密生する。 小笠原諸島、奄美諸島〜沖縄 海岸 2012年11月28日 沖縄県石垣島 中 2009年12月20日 沖縄県西表島 下左、花 2012年11月28日 沖縄県石垣島 下右、花・実 2005年11月4日 同 上 海岸近くの砂地に房状になった白い数珠がぶら下がっていた。また今度も果実かと思いつつ探すと、マメ科独特の黄色の花をつけた枝が上を向いて咲いているのが見つかった。実はよく付く割には一度に咲く花は少なく、細々と長期間咲いているようだ。 石垣島や西表島の海岸の何ヶ所かで見たが、絶滅危惧種になっているだけあって、どこでも見られるという訳ではない。それも、花よりも長さ20cmにもなる豆果が十数本つき、それが1本の木の所々に垂れ下がっている姿の方がよく目立つ。 青空に映える黄色の花を見ると夏の花のように思えるが、秋から冬にかけて咲く花で、寒い本土から来ると、さすがに南の島だと感じさせてくれる。 同じ科の仲間の花 |
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