カラフトゲンゲ(樺太紫雲英)Hedysarum hedysaroides |
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草丈10〜40cmの多年草。 茎や葉軸、小葉の裏面に軟毛がある。 葉は奇数羽状複葉で、13〜17個の小葉からなる。小葉は卵状楕円形で長さ1.5〜2.5cm、幅0.5〜1.2cm。 花は総状花序になり、一方に偏って多数つく。花は紅紫色。萼の側裂片は披針形で筒部とほぼ同じ長さ。 節果は幅6〜7mm。無毛。 北海道 高山や海岸の岩場 1981年7月21日 北海道大雪山 大雪山も白雲小屋をすぎて高根ケ原に入ると、名前の通りなだらかな地形の高嶺の高原になる。高い木が育たないため見通しはよく、天気のいい日には遠くトムラウシが望まれる。 本州の高山とはスケールの違う広大なお花畑は、乾性の花が登山道際を彩っている。小さな花の多いなか、比較的高さのあるこの花の紅紫色はよく目立つ。 こんな楽園もガスの濃い悪天候の日は恐ろしい。目標もない平坦な場所では迷い込みやすく、過去に遭難騒ぎも起きている。また、濃いガスの中から突然黒いものが現れると、羆ではないかと一瞬身構えてしまう。 同じ科の仲間の花 |