キンチャクマメ(巾着豆)

Pycnospora lutescens


キンチャクマメ1

  • 科名・属名
  • : マメ科 キンチャクマメ属

  • 特徴

  •  長さ約1mになる常緑性の草本状半低木。
     茎は細く、匍匐して長く伸び、黄色の軟毛が密生する。
     葉は3小葉からなり、倒卵状楕円形で、長さ1.5〜4cm、幅1〜2.5cm。頂小葉は側小葉より大きい。先は円頭〜鈍頭で先はさずかに突出し、全縁で両面に伏した淡黄色の軟毛を密生する。葉柄は長さ0.5〜1cm。
     花は長さ3〜7cmの偽総状花序につき、蝶形花は赤紫色〜青紫色で、長さ約4mm。花序軸には開出毛が密生する。
     果実(豆果)は楕円形で長さ約1cm、黒熟し、6〜10個の種子が入る。

  • 分布・生育地

  •  九州(奄美・請島、与論島)、沖縄(石垣、西表島)
     日当りのいい草地

  • 花期
  • :  7〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2014年9月3日  沖縄県石垣島
     中、左下・花    同  上
     右下・葉    同  上

  • 撮影記

  •  前年の冬、草地に生えるこの葉を教えてもらった。一見すると草本のように見えたが、半低木とのことだった。
     翌年、花期を見計らって出かけたが、草に埋もれなかなか見つけられなかった。
     やっと、見覚えのある葉と小さな淡紅紫色の花を見つけたが、図鑑にも写真はなく、この花かどうかは自信が持てなかった。
     後日、沖縄の花仲間と連絡を取り、やっと確認ができた。
     この草地には、今や滅多に見ることのできなくなった種が多く見られ、出かけるたびに楽しみな場所になっている。
     八重山諸島には数多く通っているが、こういう花が自生する自然の草地が急激に減少してきている。まだ見ぬ花も多数あり、残念な限りだ。

    葉

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キンチャクマメ2

花1

花2