キバナノレンリソウ(黄花の連理草)

Lathyrus pratensis


キバナノレンリソウ

  • 科名・属名
  • : マメ科 レンリソウ属

  • 特徴

  •  長さ100cmになる多年草。帰化。
     茎は無毛で稜角がある。
     葉は2個の小葉からなり、小葉は長楕円形で長さ1.5〜3.5cm、幅0.5〜1.2cm。托葉は大型で、三角状ほこ形。巻きひげは3つに分枝する。
     花は葉腋から柄を伸ばし、総状に5〜10個つく。花は濃黄色で長さ約1.6cm。
     豆果は広線形で長さ3〜4cm、幅0.6cm。

  • 分布・生育地

  •  帰化(ヨーロッパ原産)
     本州(伊吹山) 草地

  • 花期
  • : 5〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2001年7月8日 滋賀県伊吹山
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  伊吹山は車で頂上近くまで登れるため、東京からでも日帰りもできる便利さがある。そのうえ多くの花が見られるとあっては花見行にはお薦めの山だ。
     ただ、その便利さゆえ観光客も多く、踏みつけなどオーバーユースが気にかかるが。
     この花は夏であれば登山道沿いで必ず見られるし、目立つ黄色なので見逃すことはない。
     関が原の古戦場を見下ろす山に咲く花は、遠く戦国時代に薬草として持ち込まれたという歴史と重なり、不思議な気持ちにさせられる。

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花アップ