コチョウインゲン(胡蝶隠元)Vigna adenantha |
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茎長2〜5mになる蔓性の草本。 葉は3小葉からなり、小葉は長楕円状卵形で、長さ8〜14cm。全縁で硬質。 花は葉腋から長い柄をだし、総状花序となり少数つく。花は淡紅紫色で長さ2.5〜3cm、旗弁は白色でやや紫ががり、翼弁はより紫色が強い。竜骨弁は白色。花は落下前に褐紫色になる。 莢果は線形で扁平でやや曲がり、長さ8〜10cm、幅1cm。 沖縄 海岸近くの樹冠 2011年12月12日 沖縄県西表島 中 2004年12月13日 同 上 左下、花・実 2011年12月12日 同 上 右下・葉 同 上 樹冠を覆うように繁った葉の中に、ピンク色の花が見えた。思ったより大きい花で、ねじれた竜骨弁が目立った。 南の島から種が運ばれてきて根付くのか、南西諸島の海岸近くの樹林でたまに発生するらしい。長いこと西表島に出かけている花仲間も初めての出会いとのことだった。 咲いたばかりは一番下の写真のように赤紫色を帯びたきれいなピンク色であるが、すぐに黄味がかってきてしまう。 初めて見たときは、花と同時に豆果(インゲンというよりサヤエンドウのようだ)の付いているのも見られ、翌年以降も楽しめると思ったにもかかわらず、3年目には消えてしまった。 どこかに生き延びていないかと行くたびに探していたら、2007年、新たな生育地を見つけホッとした。 同じ科の仲間の花 |
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