モメンヅル(木綿蔓)

Astragalus reflexistipulus


モメンヅル

  • 科名・属名
  • : マメ科 ゲンゲ属

  • 特徴

  •  草丈30〜80cmの多年草。
     茎はやや伸びて這い、上部は斜上する。
     小葉は対生し、13〜19個、長卵形〜長楕円形で長さ2〜5cm、幅1〜2.5cm。表面は無毛で、裏面は白色の短毛が生える。
     花は葉腋から3〜10cmの花柄を伸ばし、2〜3cmの花序に8〜15個つける。花は黄色で、長さ12〜13mm、旗弁が最も長い。
     豆果は細い円柱形で湾曲し、長さ3.5〜4.5cm。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州  山麓の草地

  • 花期
  • : 6〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2007年7月22日 長野県北佐久郡
     中アップ、下小葉  同 上

  • 撮影記

  •  群馬の花仲間の案内で、以前から出会いたいと思っていたこの花の生育地を訪れることになった。
     落葉松の林下に続く道、思いもかけぬ花に出会えたりしてなかなか前に進まない。やっとたどり着いた場所は何の変哲もない道路端、その一角にこの花が広がっていた。
     予想より遥かに大きい草姿、葉腋から伸びた花茎に薄黄色の花がつつましく咲いていた。小葉は奇数羽状複葉であることがはっきりわかった。
     周辺には何株か見られたものの、少し離れると似た環境にもかかわらず全く見つけることができず、少ない植物であることが実感できた。

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花アップ

小葉