ムラサキモメンヅル(紫木綿蔓)

Astragalus adsurgens


ムラサキモメンヅル

  • 科名・属名
  • : マメ科 ゲンゲ属

  • 特徴

  •  草丈10〜40vmの多年草。
     茎は長く地を這い先は立ち上がる。
     葉は奇数羽状複葉で、小葉は17〜21個。長楕円形〜狭長楕円形で、長さ7〜20mm、幅3〜8mm。
     花は長い花序の先に総状花序となり、10〜20個つく。花冠は紅紫色で長さ3〜6mm。
     豆果は狭楕円形で長さ約1cm、白い軟毛が目立つ。

  • 分布・生育地

  •  北海道(西南部)、本州(岩手、中部地方)
     山地〜高山の砂礫地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1983年7月31日 山梨県富士山
     花アップ  同 上

  • 撮影記

  •  日本一の高さを誇る富士山は、花好きにとっては日本一ではなく、溶岩や火山礫の荒原が続く植物の少ない山のイメージである。
     ところが、他の植物がまだ入り込んでいない荒原にいち早く根付く植物は、かえって他の山ではあまり見られない花も多い。
     この花もその一つで、水気の全くない火山礫の上に緑の葉を広げ、淡い紫色の花を咲かせる姿には感動すら覚える。
     夏の富士山は大勢の登山客で賑わうが、頂上を目指さず中腹を巻く「お中道」は、歩く人も少ない多くの花が楽しめる好スポットである。

    同じ科の仲間の花
花アップ