ネムノキ(合歓の木)

Albizia julibrissin


ネムノキ1

  • 科名・属名 : マメ科 ネムノキ属
     注.APG分類では、学名(A. julibrissin var. julibrissin)

  • 特徴 :
     高さ6〜10mの落葉高木。
     枝は太く横に広がり、樹皮は灰褐色で皮目が目立つ。
     葉は互生し、長さ20〜30cmの偶数2回羽状複葉で、(3-)7〜9(-13)対の羽片がある。羽片には15〜30(-33)対の小葉があり、小葉は狭卵状楕円形で、長さ10〜17mm、幅4〜6mm。先は鋭頭で全縁。質は革質、縁と裏面脈上に短毛があり、夜には小葉は閉じて垂れ下がる。
     花は枝先に10〜20個が頭状花序となって集まり、それらが複円錐花序となってつく。頂生花は長さ2〜2.2cm。花冠は筒状で、長さ10〜12mmで、雄しべは下部が合着し、離生部分は開出する。側生花は長さ2.5〜3cm。花冠は長さ9〜10mm、萼の2〜2.5倍の長さがあり、裂片は卵形で長さ約2mm、外側に白い毛がある。萼は長さ3〜4mm、短毛があり、萼裂片は三角形、長さ1mm以下。雄蕊は多数あり、桃紅色で長さ約2.5cm、基部まで離生する。花糸は淡紅色で長さ3〜4cm、花の外に長く突き出る。花は夕方に開花する。
     果実(豆果)は扁平な広線形で、長さ(7-)10〜15cm、幅1.5〜1.8cm。種子は(5-)10〜18個入り、褐色、扁平で楕円形、長さ8〜9mm、幅4〜5mm、上端に繊細なへそがある。

  • 分布・生育地 :
     本州〜沖縄 (国外:朝鮮、中国、台湾、東南アジア)
     山地、原野、川岸

  • 花期 :   7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2012年7月22日  千葉県いすみ市
     中1・全体2 2013年6月16日  鹿児島県甑島
     中2・全体3 2018年6月30日  神奈川県川崎市
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中3・花序 2012年7月22日  千葉県いすみ市
     中4・花1 2018年6月30日  神奈川県川崎市
     中5・花2    同  上
     左下・果実(豆果) 2012年8月22日  長崎県対馬
     右上・葉1 2012年7月22日  千葉県いすみ市
     右下・葉2 2018年6月30日  神奈川県川崎市

  • 撮影記 :
     夜になると葉が垂れ下がり、相対する小葉が合わさって閉じ眠ったように見えることからこの和名がつけられている。
     夏になると淡紅色の美しい花をよく見かけるので昼間咲くものと思っていたが、今回撮影するために花をじっくり見たところ、昼間の花は萎れた状態で、花糸のピンと張った状態のいわゆる満開の状態は夕方であることがわかった。
     今まで咲いていると思っていた花は、前日の花が萎れて残っていたものだった。
     わかったつもりでいる花も、特に樹木については知らないことが多いと反省した。

  • 葉1

    葉2

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ネムノキ2

ネムノキ3

花序

花1

花2

果実(豆果)