オオバヌスビトハギ(大葉盗人萩)

Desmodium laxum


オオバヌスビトハギ

  • 科名・属名
  • : マメ科 ヌスビトハギ属

  • 特徴

  •  草丈60〜100cmの多年草。
     葉は茎の下の方にまとまってつき、3小葉からなり、頂小葉は卵形〜楕円形で、長さ5〜15cm、幅3〜6cm、側小葉はやや小さい。質はやや硬い洋紙質で光沢があり常緑。
     花は茎頂にやや疎らな総状花序となり、淡紅色で長さ約7mm。
     節果は2〜4小節からなる。

  • 分布・生育地

  •  本州(千葉県以西)〜九州  平地の木陰

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  20099年9月5日 静岡県伊豆半島
     中・花、下・葉   同 上

  • 撮影記

  •  ヌスビトハギの仲間は、何種類もあって区別も難しいうえに、普通種が多いせいか情報も少ない。この花もいろいろと情報収集し、伊豆に探しに出かけた。
     目的地に着くと、1mもありそうな長い花茎の先にまばらに花をつけたこの花が見つかった。光沢のある葉は根元の方に固まってついている。全体像を写しこもうとすると、木漏れ日のコントラストがどぎついうえに、少しの風でも花茎が揺れ、撮りづらいことはなはだしい。
     雲で日が遮られ、風の止むのをじっと待ち続け撮影したが、たかだか数回のシャッターを押すのに30分以上も掛った。そのくせ、なかなか思った通りには撮れないもので、撮影者泣かせの花である。

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花

葉