リシリオウギ(利尻黄耆)

Astragalus frigidus subsp. parviflorus


リシリオウギ1

  • 科名・属名
  • : マメ科 ゲンゲ属

  • 特徴

  •  草丈15〜30cmの多年草。
     小葉は3〜5対、楕円形か卵形で、表面は無毛、裏面は軟毛が生える。
     花は黄白色で、1花序に5〜10個つけ、長さ5〜10cmの柄がある。
     萼は無毛または軟毛が散生し先端には黒褐色の短毛がある。
     豆果は長楕円形でふくらみ、長さ約2cm。黒褐色の短毛を密生し、下側の縫合腺は凹まない。

  • 分布・生育地

  •  北海道(利尻、大雪)本州(白馬、八ヶ岳)
     高山の草地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1981年7月21日 北海道大雪山
     中 1998年7月19日 長野県八ケ岳
     下  同 上

  • 撮影記

  •  高山に生えるゲンゲの仲間は、どれもよく似ていて同定が難しい。豆果や萼で区別する。
     本種は萼の縁に黒い毛があり、豆果には黒褐色の毛があるが、柄には少ないという特徴がある。
     名前はリシリであるが、本州の白馬岳や八ケ岳でもよく見かける。

    同じ科の仲間の花
リシリオウギ2

花アップ