シロツメクサ(白詰草)

Trifolium repens


シロツメクサ

  • 科名・属名 : マメ科 シャジクソウ属

  • 特徴 :
     草丈5〜20cmの多年草。帰化。
     茎は地を這って伸び、節から根を下ろす。
     葉は長い葉柄の先に3小葉がつき、小葉は広卵形〜円形、長さ1〜3cm、幅0.8〜1.5cm。先はやや窪み、基部はくさび形、縁には細歯牙がある。表面に斑紋のあるものが多く、両面無毛。葉柄は長さ6〜20cm。
     花は小さな花が30〜80個集まり、径1.5〜3cmの頭状花序になる。花は白色〜やや淡紅色を帯びる、長さ8〜12mm。萼は長さ約4mm、萼裂片は全体の半分以下の長さ。花柄は長さ約3mm。
     果実(豆果)は果柄が垂れ下がるため下垂し、広線形で長さ4〜5mm、幅約2mm、2〜3個の種子が入る。種子は倒心形、長さ約2mm弱、幅約1.5mm。
     別名 クローバー
     花が淡紅色を帯びるものは、
     モモイロシロツメクサ(f. roseum)という。

  • 分布・生育地 :
     帰化(ヨーロッパ、北アフリカ、西アジア原産) 日本全土 (国外:世界各地に帰化)
     平地

  • 花期 :   5〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2005年5月22日  東京都日野市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花 2018年4月8日  神奈川県川崎市
     左下・モモイロツメ 2008年5月24日  青森県下北郡
     右下・葉 2018年4月8日  神奈川県川崎市

  • 撮影記 :
     小さい頃、普通3枚しかない葉が4枚あるものは幸運を呼ぶと言われ、一生懸命探した記憶がある。
     ヨーロッパ原産で牧草として世界中に広がっていて、日本には江戸時代の1800年代半ばにオランダから渡来したそうだ。
     その時、ガラス容器の詰め物に使われていたため詰草といわれている。

  • 葉

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花

モモイロツメクサ