スナジマメ(砂地豆)

Zornia cantoniensis


スナジマメ

  • 科名・属名
  • : マメ科 スナジマメ属

  • 特徴

  •  長さ5〜30cmの多年草。
     茎は匍匐して広がる。
     葉は2小葉からなり、小葉は長楕円形で長さ1〜1.5cm、幅0.2〜0,4mm。両端は尖り、裏面と縁に白い軟毛がある。
     花は葉腋または茎頂につき、穂状花序または1個つく。花は黄色で長さ0.8〜1cm。
     節果は扁平な線形で、長さ1.2〜2cm。小節果には刺毛と白短毛がある。

  • 分布・生育地

  •  四国(高知県)、沖縄
     海岸の松林や裸地などの砂地

  • 花期
  • : 6〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  1998年7月27日 高知県

  • 撮影記

  •  スナジ(砂地)の名前のように海岸近くに生え、日本では沖縄(石垣島)と高知県に飛び離れて分布しているが、最近石垣島では確認できていないようだ。
     高知県の山間部に撮影に行った帰り、この花のことを思い出し立ち寄ってみた。
     海岸近くの墓地の中ということで、炎天下目を皿のようにして探すが見当たらない。やっと古びた墓石の前でそれらしき花を見つけたが、花期は遅くこの程度の写真にしかならなかった。

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