スタイロStylosanthes guianensis var. guiansis |
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草丈1〜2.5mの1〜2年草。帰化。 茎は直立またはやや斜上し、全体に黄褐色の毛があり、基部は木質化する。 葉は3小葉からなり、小葉は狭卵形〜線形で長さ0.5〜4.5cm。先は鋭頭、縁は全縁。 花は葉腋から花柄を伸ばし、その先に密につく。花冠は黄色〜橙色で、長さ約1cm。萼には黄褐色の毛が密生する。 帰化(中南米原産) 沖縄 海岸近くの草地 2003年12月13日 沖縄県西表島 中 同 上 下 2007年2月16日 沖縄県石垣島 細長い3小葉、茎や萼に茶褐色の毛という明確な特徴があるにもかかわらず、わからなかったこの花、不明種として情報提供をお願いしていた。 すると、京都のHさんから飼料用の牧草の一種ではないかと、いくつかの英文のサイトをお教えいただいた。 サイトの解説は十数ページにわたる詳細なもので、全文翻訳は困難であったが、特徴点を拾い読みし写真と見比べると、どうやらこの花らしい。 さらに資料を当ると、以前沖縄でマメ科の牧草の栽培試験が行われ、その時栽培された中のスタイロという種であることがわかった。 この花にはいくつかの品種がありエンデバーという品種に近いようだ。また、よく見ると下の花は感じが異なり、品種が違うのかもしれない。 今は帰化植物が生い茂る海岸近くの荒地、昔は放牧地だったのかもしれないと、当時の光景に思いを馳せた。 同じ科の仲間の花 |
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