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- 科名・属名 : マメ科 ダイズ属
- 特徴 :
茎の長さ3m以上になるつる性の1年草。
茎には褐色の下向きの毛が目立つ。
葉は3小葉からなり、小葉は狭卵形〜披針形、長さ3〜8cm、幅0.8〜2.5cm。両面に伏した短毛があり、裏面はやや淡色。托葉は広披針形、長さ2〜3mm。小托葉は披針形、長さ1.5〜2mm。
花は腋性の総状花序となり、1〜5cmの花序に数個つく。花冠は淡紅紫色で、長さ5〜8mm。旗弁は翼弁や龍骨弁より長い。萼は長さ約4mm、萼筒と萼片はほぼ同長。
果実(豆果)は狭楕円形、長さ2.5〜3cm、幅約5mm。表面に褐色の毛が密生し、2〜3個の種子が入る。種子は扁平な楕円形、黒色で長さ約4.5mm、幅約3mm。
- 分布・生育地 :
北海道(稀)〜九州 (国外:朝鮮、中国、東シベリア、極東ロシア) 平地の道端や野原
- 花期 :
- 撮影月日・場所 :
上・全体 1995年8月27日 新潟県北蒲原郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 2018年9月6日 東京都葛飾区 左下・果実(豆果) 2005年10月8日 東京都日野市 右下・葉 2018年9月6日 東京都葛飾区
- 撮影記 :
大豆の野生種と言うだけあって、下の写真のように豆果は枝豆のようである。食べられるかどうか、一度試してみたい気にさせられる。
花は淡い紫色の小さなもので、晩夏から秋の草原ですすきなどに絡み付いているのをよく見かける。緑に溶け込んでしまいそうな小ささである。
気をつけていると、東京でも河川敷の草むらなどで見ることができる。
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