ヘビノボラズ(蛇上らず)

Berberis sieboldii


ヘビノボラズ1

  • 科名・属名 : メギ科 メギ属

  • 特徴 :
     高さ50〜70cmの落葉低木。
     幹は暗灰色、よく枝分かれしほぼ球形の樹形となる。
     葉は互生し、倒卵形〜倒披針形、長さ3〜9cm、幅1〜2cm。先はやや鈍頭、基部に向かって次第に細くなって葉柄状になり、縁には先が刺状になった細かい刺がある。質はやや革質で両面無毛。葉の付け根には葉の変形した刺がある。
     花は短枝の先から垂れ下がる総状花序を出し、黄色の花を数個つける。花は径約6m、花弁は6個。
     果実(液果)は球形〜楕円形、径約6mm、赤熟する。

  • 分布・生育地 :
     本州(中部地方西南部、近畿地方)、九州(宮崎県) (国外:日本固有)
     湿地の周辺

  • 花期 :   5月

  • 撮影月日・場所 :
     2016年4月14日  宮崎県
     中上、中下・花、右上・葉    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・果実、右下・刺 2015年10月13日    同  上

  • 撮影記 :
     中部や近畿、九州の一部の湿原にだけやや稀に生えるメギ科の小型の低木。
     枝に刺(葉の変化したもの)があるため、蛇も上れないということで和名がつけられている。
     花はまだ他の植物が伸びきらない春先に咲き、秋には小さな赤熟する果実をつける。
     愛知県で初めて株は見たものの花はなく、宮崎県の湿地でやっと花を見ることができた。
     どこでもそんなに多くの株はなかったが、小さな花は可愛かった。

  • 葉

    刺

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ヘビノボラズ2

花

果実