ヒイラギナンテン(柊南天)

Berberis japonica


ヒイラギナンテン

  • 科名・属名 : メギ科 メギ属

  • 特徴 :
     高さ2〜3mの常緑低木。逸出。
     葉は互生し、枝の上部に集まってつき、奇数羽状複葉で長さ30〜40cm、小葉は5〜9対。小葉は長楕円形、縁には先端が針状の粗い鋸歯が疎らにあり、質は革質、光沢があり、無柄。
     花は枝先に長さ10〜15cmの総状花序を数個垂れ下げ、黄色の花を多数つける。萼片は9個、花弁は6個、雄しべも6個。
     果実(液果)は球形〜楕円形、径約7mm、黒紫色に熟し、表面は粉白を帯びる。

  • 分布・生育地 :
     逸出(ヒマラヤ〜中国、台湾原産) (国外:ヒマラヤ〜中国、台湾)
     道端

  • 花期 :   3〜4月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2018年3月18日  東京都多摩市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中上・花序、中下・花    同  上
     左下・果実 2015年5月8日  東京都武蔵村山市
     右下・葉 2018年3月18日  東京都多摩市

  • 撮影記 :
     花の少ない春先、庭や花壇などで咲いている黄色の花をよく見かけたが、栽培種ということで撮影はしてこなかった。
     数年前、近くに民家や公園もない武蔵野の雑木林の下で紫黒色の果実をつけているのを見、逸出することもあるのかと果実を撮影した。
     その後、逸出と思えるものに会うことはなく、花は撮影することがなかった。
     しかし、早春の花を捜しに出かけた多摩丘陵の道路の法面でこの花が咲いているのを見つけた。
     植えられたものかと周りの状況をチェックしたがそのような気配はなく、微妙ではあるが一応逸出の扱いで撮影した。
     これから逸出帰化という段階に進むのかもしれないが、今時点はまだ逸出という位置づけでアップすることにした。

  • 葉

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花序

花

果実