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- 科名・属名 : メギ科 ルイヨウボタン属
- 特徴 :
草丈30〜70cmの多年草。
茎や葉は無毛。
茎葉は普通2個あり、下の葉は2〜3回3出複葉で、葉柄がなく、第1小葉柄が長いので、3個の複葉が輪生しているように見える。上の葉の小葉柄は下より短い。小葉は卵形〜長楕円形、幅の広いものは先が2〜3裂し、長さ4〜8cm、幅2〜4cm、縁は全縁。頂小葉は有柄で側小葉は無柄。
花は集散花序になって10個程度つき、花は黄緑色、径8〜10mm。花弁状の内萼片は、外萼片は3〜6個で早落性、花弁は6個、小さくて蜜腺がある。
種子は1つの花から2個ずつでき、球形で径約8mm、裸出して藍色で液果状。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国、サハリン、ウスリー) 山地の落葉樹林下
- 花期 : 4〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1997年6月8日 山梨県三ツ峠 中上・全体2 2007年6月16日 長野県上高地 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花序 同 上 中下・花 2022年4月24日 大分県由布市 左下・果実(未熟) 2017年6月24日 福島県西白河郡 右上・葉1 同 上 右下・葉2 2024年5月19日 長野県軽井沢
- 撮影記 :
山地の落葉樹林下に生え、葉がボタン(牡丹)に似ていることからこの和名が付けられている。
頂上を目指し、見通しの利かない樹林下を歩いているとよく見かける。
まだ新緑の色を残した樹林下は黄緑色に染められ、同じような色の花は保護色のようで目立たない。
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