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- 科名・属名 : ミカン科 アワダン属
- 特徴 :
高さ2〜5mの常緑低木。
全体無毛で、若枝は緑色が2年目は灰白色になる。
葉は対生し、3出複葉で、小葉は披針状長楕円形で長さ8〜20cm、幅3〜7cm。先は短く尖り、基部は鋭形、裏面に油点が散在する。葉柄は2〜10cm。
花は葉腋から長さ2〜5cmの円錐花序となって多数つき、花弁は4個、白色、卵状楕円形で長さ3〜4mm。
果実(刮ハ)は2〜4個の球形の分果に分れ長さ約4mm。種子は黒色で光沢がある。
- 分布・生育地 :
九州(与論島以南)〜沖縄 (国外:台湾、フィリピン) 林縁
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
2007年10月29日 沖縄県西表島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 2006年10月11日 同 上 下左・果実 2011年12月9日 同 上 下右・葉 2016年7月5日 同 上
- 撮影記 :
西表島の周回道路はメインの道路であるが、この道路を走るだけで道路沿いで多くの植物が見られる。
この花は比較的多い種類で、花は小さいがまとまってつくため、車中からでも咲いていることが確認できる。
花期は夏であるが、秋口でも花が見られ、この時期には同時に小さな果実がビッシリついていることが多い。
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