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- 科名・属名 : ミカン科 ゲッキツ属
- 特徴 :
高さ3〜8mの常緑小高木。
若枝は緑色で無毛、2年目以降の枝は灰白色。
葉は互生、長さ4〜10cmの奇数羽状複葉となり、2〜4対の小葉がある。小葉は倒卵状楕円形〜倒卵形で、長さ1.5〜5cm、幅1〜3cm。先は鈍頭でやや凹み、基部はくさび形で小葉柄に流れ、全縁。質はやや厚く、裏面には油点が密にあり、全面無毛。小葉柄は長さ約1cm、短毛が散生する。
花は枝先に散房花序に数個つく。花弁は白色で5個、倒卵状長楕円形で長さ1.5〜2cm。萼片は披針形で先は鈍頭、長さ約1mm。
果実(液果)は卵状球形〜球形で長さ1〜1.2cm、赤熟する。種子は扁平な円形、径約8mm。
- 分布・生育地 :
九州(奄美大島以南)〜沖縄 (国外:中国(南部)、台湾、東南アジア) 低地の石灰岩地、隆起サンゴ礁上
- 花期 : 5〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2023年5月8日 鹿児島県奄美大島 中上・全体2 2011年5月25日 沖縄県石垣島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花 2023年5月8日 鹿児島県奄美大島 中左・果実1(未熟) 2012年2月27日 沖縄県島尻郡 左下・果実2(熟果) 2014年3月20日 沖縄県南城市 右下・葉 2021年4月20日 沖縄県石垣島
- 撮影記 :
海岸近くの低木林のブッシュ、一面の緑の葉の中に鮮やかな白い花が咲いていた。
ここには何度も訪れていたが、よく台風が襲来するためかこの花が見られたのは初めてだ。
生垣などにもよく植えられていて、市内でも花を見ることがある。
果実は左下の写真のような熟していない緑の状態で見ることが多いが、最終的には右下のように朱赤色に熟す。
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