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- 科名・属名 : ミソハギ科 ミズガンピ属
- 特徴 :
高さ1〜2m(熱帯域では10mにもなる)の常緑低木。
枝はよく分枝し、本年枝には灰白色の伏した毛が密生する。
葉は対生し、葉身は長楕円形〜倒披針形、長さ1.5〜2.5cm、幅0.5〜1cm。先は鈍頭〜やや鋭頭、基部はやや心形〜切形、縁は全縁。質は厚くてやや肉質、両面とも伏した白毛が密生する。葉柄はほとんどない。
花は両性で葉腋に1個ずつつき、径約1cm、白色〜淡紅色。花弁は6個、広卵形で1脈があり、シワがある。萼は鐘形で長さ約3mm。花柄は長さ5〜12mm。
果実(刮ハ)は倒卵形、長さ約6mm、下部は萼筒に包まれる。
- 分布・生育地 :
沖縄 (国外:台湾(南部)、東南アジア、オーストラリア、ポリネシア) 海岸
- 花期 : ほぼ1年中
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2005年6月11日 沖縄県西表島 中上・全体2 2005年12月3日 沖縄県与那国島 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花1 同 上 左下・花2 2004年7月12日 沖縄県西表島 右下・葉 2005年6月11日 同 上
- 撮影記 :
沖縄の海岸、隆起珊瑚礁の岩場の上に生えていることが多い。
特に与那国島のある海岸では、岩場全体がこの植物で覆われている場所もあり見事である。
ただ、花つきが悪いのか、1年中咲くことによるものなのか、咲いている花の数は疎らで、沢山の花を写しこもうとしても困難なことが多い。
しかし、年中咲いているせいで、どの時期に訪れても少ないながら花が見られることはありがたい。
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