ネバリミソハギ(粘禊萩)

Cuphea carthagenensis


ネバリミソハギ1

  • 科名・属名 : ミソハギ科 ハナヤナギ属

  • 特徴 :
     草丈50cm程度の1年草。帰化。
     茎はよく分枝し、腺毛がまばらに生えざらつく。
     葉は対生し、楕円形〜長楕円形で長さ2〜5cm。両端は尖り、表面は短い毛がありざらつく。
     花は葉腋に単生し、細長い壺形で6弁、紅色で長さ約5mm。

  • 分布・生育地 :
     帰化(熱帯アメリカ原産) (国外:世界の熱帯〜亜熱帯域に帰化)
     湿地や道端の湿った場所

  • 花期 :  5〜10月?

  • 撮影月日・場所 :
     2008年6月15日  沖縄県国頭郡1
     2016年5月13日  沖縄県国頭郡2
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花1    同  上
     左下・花2 2015年10月8日  沖縄県国頭郡3
     右下・葉 2017年11月6日    同  上

  • 撮影記 :
     車を止めた登山道、やや湿り気のある山道にこの花が広がっていた。
     名前を聞かれたが思い当たる花はなく、帰化種とは思ったものの調べても名前は不明のままだった。
     後日同行した沖縄の花仲間のHPにこの花の名前の記載があり、ミソハギ科の帰化種ということがわかった。早速「琉球植物誌」を調べると、「熱帯アメリカ原産で、戦後那覇市に帰化」という記述があった。
     沖縄には本土にない帰化種が多く、嬉しい限りだ。亜熱帯という気候のせいもあるが、治外法権の米軍基地があるのも理由として考えられる。そう思うと複雑な想いだ。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
ネバリミソハギ2 花1

花2