|
- 科名・属名 : モクレン科 モクレン属
- 特徴 :
高さ4〜5mの落葉小高木〜低木。
幹はしばしば斜上、屈曲し、樹皮は灰白色。
葉は互生し、倒卵形で長さ6〜18cm、幅5〜12cm。先は短く尖り、基部は鈍形〜円形。全縁で表面は平滑、裏面は白色を帯びる。葉柄は長さ2〜4cm。
花葉枝の先端に下または横向きに咲き、芳香があり、径5〜10cm。花被片は9個あって外側の3個の萼片は卵形で小型、花弁は6個、倒卵形で白色。雄しべは多数、葯は淡黄緑色〜白色、花糸は淡赤色。
果実(袋果が集まった集合果)は楕円形、長さ5〜7cm、赤熟する。
- 分布・生育地 :
本州(関東地方以西)〜九州 (国外:中国(南部)(安徽・広東省)) 亜寒帯の山地の樹林内
- 花期 : 5〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2023年6月20日 岐阜県中津川市 中上・全体2 同 上 中中・全体3 2003年6月22日 長野県上伊那郡< (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック)br> 中下・花1 同 上 左下・花2 2023年6月20日 岐阜県中津川市 右上・葉(表) 2021年5月23日 大分県久住山系 右下・葉(裏) 2023年6月20日 岐阜県中津川市
- 撮影記 :
緑一色の中に咲く純白の花、しかも径5〜10cmと大きくて見映えがするため、自生地は多くの登山客や見物客で賑わう。
この花に偶然出合った長野県中央アルプスの山麓、自生地として有名なわけではなく、また生えている本数も少ないため他には誰もいなかった。
カメラを向けファインダー越しでああっても、その白さや大きさに感動するものがあった。
同じ科の仲間の花
|