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- 科名・属名 : モチノキ科 モチノキ属
- 特徴 :
高さ6〜10mの常緑高木。
葉は互生し、楕円形で長さ4〜7cm、幅2〜3cm。先は尖り、全縁で無毛。質は革質で表面は濃緑色、裏面は薄緑色。葉柄は長さ5〜15cm。
雌雄異株で前年枝の葉腋にごく短い枝を出して花をつけ、雄花は2〜15個、雌花は1〜4個束生する。花弁は4個、黄緑色で楕円形、長さ約4mm。萼片も4個、広三角形。
果実(核果)は球形〜卵状球形で径約1cm、赤熟し4個の種子が入る。
- 分布・生育地 :
本州(東北地方南部以南)〜沖縄 (国外:朝鮮半島南部) 海岸に近い常緑樹林内
- 花期 : 4月
- 撮影月日・場所 :
2013年4月4日 神奈川県川崎市 中・雄花 同 上 下左・雌花 2013年4月4日 東京都稲城市 下右・葉 同 上
- 撮影記 :
多摩丘陵は開発され、団地や多くの住宅が建てられているが、それでも所々にかっての森林の面影が残る。
落葉や常緑の樹林が混じるこれらの森を散歩がてらに歩くと、季節毎に色々な木の花が咲いているのに出会う。
春先、スミレ類や早咲きの落葉樹の花を撮影に出た時、この花も咲いているのに気がついた。
秋から冬にかけて熟す赤い果実も、時期外れにもかかわらずいくつか残っていた。
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