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- 科名・属名 : モチノキ科 モチノキ属
- 特徴 :
高さ6〜15mの常緑高木。
葉は互生し、葉身は楕円形〜広楕円形、長さ2〜5cm、幅1.2〜3cm。先は短く尖って先端は鈍く、基部は鋭形で葉柄に流れ、全縁。質は革質で両面無毛。葉柄は長さ3〜5mm。
花は雌雄異株、前年枝の葉腋から出たごく短い短枝の先に花をつける。雄花序は3〜10本の花序軸を束生し、その先に散形状に1〜5個の花をつけm、雌花序は短枝に3〜6個つける。花弁は白色、広楕円形で長さ1.5〜2mm、萼片は卵円形で先は鈍く、縁に毛がある。花序は長さ2〜5mm。
果実(核果)は球形で径約5mm、赤熟し、4個の種子が入る。
- 分布・生育地 :
本州(紀伊半島)、四国、九州、沖縄 (国外:台湾) 常緑樹林内
- 花期 : 2〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2018年1月16日 沖縄県国頭郡 中・全体2、左下・花(雄花) 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 右上・葉(表) 2017年3月16日 同 上 右下・葉(裏) 同 上
- 撮影記 :
沖縄島北部、やんばるの森にはヤンバルクイナやヤンバルテナガコガネなど希少な生物が多く、世界自然遺産への登録も進められている。
植物も変わったものが多いが、本土とは異なり常緑樹林の深い森は登山道などほとんどなく、ハブのいる林下に分け入るにはかなりの勇気がいる。
この花は隆起石灰岩の山の山頂付近の林縁に咲いていた。
本土では5月ごろが花期のようだが、沖縄では冬〜春にかけて花が見られる。
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