モウセンゴケ(毛氈苔)

Drosera rotundifolia


モウセンゴケ1

  • 科名・属名

  •  モウセンゴケ科 モウセンゴケ属

  • 特徴

  •  草丈5〜20cmの多年草。食虫植物。
     根元から出る葉はロゼット状になり、長い柄がある。葉身は卵状円形で、長さ1〜1.5cm、腺毛が密生し、その先から粘液を出して虫を捕らえ、腺毛で押さえ込み消化する。
     花は葉の基部から花茎を伸ばし、先端に白い花を数個、片側につける。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜九州 日当たりのいい酸性湿地

  • 花期
  • : 6〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1996年7月13日 東京都伊豆七島
     中 2006年7月15日 愛知県葦毛湿原
     葉 1989年10月22日 高知県土佐郡

  • 撮影記

  •  モウセンゴケの仲間は、栄養成分が少ない酸性土壌の湿地に生えることから、葉に腺毛が密生し、その先から出る粘液で虫を捕らえ栄養補給している。
     下の写真は花が終わった秋の姿であるが、腺毛の先から粘液を出している様子がよくわかる。
     もっとも、この葉で虫を捕らえた姿はそんなに見ていないが。

    同じ科の仲間の花
モウセンゴケ2

葉アップ