フウセンカズラ(風船蔓)

Cardiospermum halicacabum


フウセンカズラ

  • 科名・属名

  •  ムクロジ科 フウセンカズラ属

  • 特徴

  •  長さ2mになるつる性の1年草。帰化。
     茎はよく分枝し、巻きひげで他のものに絡みつく。
     葉は互生し、2〜3出複葉で3深裂する。
     花は茎の上部の巻きひげの先端に、雌雄別々の小さな4弁花をつける。花弁は白色。
     果実は風船形に膨れ、径3cm程度になる。

  • 分布・生育地

  •  逸出帰化(インド〜アフリカ原産)
     道端、畑の隅

  • 花期
  • : 8〜12月(沖縄では1年中)

  • 撮影月日・場所

  •  2006年9月23日 神奈川県高座郡
     中 2006年12月2日 沖縄県北大東島
     下  同 上

  • 撮影記

  •  この花を最初に見たのは、長野県の畑の隅だった。白い花で帰化植物ということはわかったが何科の花か見当がつかなかった。
     色々調べているうちに、明治時代に観賞用として導入され、その後逸出帰化しているこの名前がわかり、ムクロジ科という科があるのを知った。
     一度わかると不思議なもので、民家の庭先で栽培されているだけでなく、田舎道の道端などに逸出している花に度々出会った。
     びっくりするのは、こんな小さな花から名前の由来となった大きな果実ができることだ。花と見比べるとその大きさがわかる。そんな大きな風船をいくつもぶら下げた姿はいかにも重そうだった。

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