エンビセンノウ(燕尾仙翁)Lychnis wilfordii |
|
草丈40〜80cmの多年草。 茎は直立し、葉は対生し、長卵形〜披針形で長さ3〜7cm、幅1〜2cm、基部は茎を抱く。 花は茎頂に数個まとまってつき、花弁は5個、紅橙色で先は深く切れ込む。 北海道(日高)、本州(長野県、埼玉県) 山地の湿地 1993年8月29日 長野県 アップ 同上 明るい落葉松林の下、やや水がたまった湿地に鮮やかな紅橙色の花が見えた。 2週間前はまだつぼみで、満開の時期を計って出かけてきたのだ。 燕尾の名の通り花弁の先が鋭く切れ込み、鮮やかな色もあってまるで折り紙を切り取ったように、そこだけ浮き上がって見えた。 美しい花のため、掘り取られることが多く、信州のどの産地でも極端に少なくなっている。 同じ科の仲間の花 |