ハイツメクサ(這爪草)

Minuartia biflora


ハイツメクサ

  • 科名・属名
  • : ナデシコ科 タカネツメクサ属

  • 特徴

  •  草丈1.5〜3.5cmの多年草。
     花のつかない枝の葉は、長さ5〜7mmの線形で数対、1脈があり、縁に毛がある。花のつく枝の葉は小さい。
     花は枝先に1〜2個つき、白色で長さ3〜4mm、花弁は萼片より長い。

  • 分布・生育地

  •  本州(白馬岳、白馬朝日岳)
     高山帯の蛇紋岩や石灰岩の岩場、砂礫地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1996年9月8日 長野県白馬岳

  • 撮影記

  •  北半球の高山や極地に分布しており、日本では白馬岳とその周辺にしか分布しない稀な高山植物である。
     雪渓の溶けた岩礫地に、和名のごとく這うように伸び、わずか1花つけていた。
     後には、枯れた前年の花柄とはじけた刮ハの跡が見える。

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