ヒメケフシグロ(姫毛節黒)

Silene apurica


ヒメケフシグロ1

  • 科名・属名
  • : ナデシコ科 マンテマ属

  • 特徴

  •  草丈20〜70cmの多年草。
     茎は下部で枝を分け、全体に短毛が密に生える。
     葉は線状披針形〜披針形。
     花は淡紅色〜白色で、花弁は倒卵形で2浅裂する。

  • 分布・生育地

  •  四国〜九州 海岸の砂地・草地

  • 花期
  • : 4〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年4月29日 福岡県福岡市
     中、下 2006年5月13日 長崎県対馬

  • 撮影記

  •  九州北部や四国の海岸に生え、夏から秋にかけて咲くフシグロに似ているが、本種は初夏に咲く。
     雲ひとつない快晴の日、早朝海岸でこの花を見つけ、姿のいい株をと探しているうちに花弁の先が丸まってきてあわてて撮影した。
     曇っている日は日中でも開花しているが、天気のいい日は早い時間に花弁が丸まってしまうことを後で聞いた。

     2006年、対馬の岩場の遊歩道沿いでこの花に再会した。海岸の砂浜に咲く花というイメージが強かっただけにびっくりした。
     海岸と違い、夕方にもかかわらず花弁は全開していた。

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ヒメケフシグロ2

花アップ