ホソバツメクサ(細葉爪草)

Minuartia verna var. japonica


ホソバツメクサ1

  • 科名・属名 : ナデシコ科 タカネツメクサ属

  • 特徴 :
     草丈2〜8cmの多年草。
     茎はよく分枝して株を作る。
     葉は線形で長さ3〜10mm。先は鋭く尖り、3脈があり無毛。花のつく枝とつかない枝があり、花の付く枝の葉は2〜3対でやや小さい。
     花は枝先に数個づつ付き、径5〜6mm、花弁は白色で5個。萼片は花弁と同じくらいの長さで、先は鋭い。花柄には腺毛が密生する。
     果実(刮ハ)は萼片より長く、長さ約4mm、浅く3裂する。
     別名 コバノツメクサ

  • 分布・生育地 :
     北海道、本州(中北部の限られた山) (国外:日本固有)
     高山帯の砂礫地や岩場

  • 花期 :   7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     2015年7月13日  群馬県至仏山
     中 1982年8月8日  北海道夕張岳
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下左・花 2015年7月13日  群馬県至仏山
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     ツメクサの仲間はよく似ているが、この花は和名のとおり葉が細く針のようである。そのため、花がやけに目立つ。
     各地で見かけたが、本州では早池峰山、谷川岳、至仏山、白馬岳など蛇紋岩地帯の砂礫地や岩場で見ただけである。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
ホソバツメクサ2

花