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- 科名・属名 : ナデシコ科 ハコベ属
- 特徴 :
草丈10〜40cmの多年草。
茎は叢生し、斜上するが後に下部は地を這い、片側または両側に毛がある。
葉は対生し、卵形〜心円形、長さ1〜4cm、幅0.7〜2.5cm。先は鋭頭〜鈍頭、基部と葉柄に長い毛がある。葉柄は長さ1.5cm。
花は上部葉腋から花柄を出し、白色の花を単生する。花弁は5個で先は2深裂する。雄しべは10個、葯は黄白色。花柱は3個。
果実(刮ハ)は卵形〜球形、長さ約5mm、6裂する。種子は腎円形で赤褐色。
- 分布・生育地 :
北海道(西南部)〜九州 (国外:朝鮮(済州島)) 山地の沢沿いの陰湿地
- 花期 : 5〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 1990年5月27日 北海道札幌市 中上・全体2 1981年4月26日 栃木県日光市 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花1 2002年4月28日 大阪府金剛山 左下・花2 2019年4月16日 大分県別府市 右下・葉 2002年4月28日 大阪府金剛山
- 撮影記 :
ハコベの仲間はよく似ていて区別が難しい。
この花は、5個の花弁がそれぞれ2つに深く裂けるので、10個花弁があるように見える。
山地のやや湿った日陰に普通に見られる。

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