ムシトリナデシコ(虫捕り撫子)

Silene armeria


ムシトリナデシコ

  • 科名・属名 : ナデシコ科 マンテマ属

  • 特徴 :
     草丈30〜60cmの1〜2年草。逸出帰化。
     全体に毛がなく、粉白色を帯びる。花のつく枝の一部に粘液を出す。
     葉は楕円形〜長卵形で長さ1.5〜5cm、幅0.5〜1.8cm。基部は左右に張り出して茎を抱く。
     花は茎頂や枝先に集散花序に集まって多数つき、径約1cm、花冠は紅紫色。萼筒は中部でくびれる。
     果実(刮ハ)は先が6裂する。
     花の白色のものがあり
     シロバナムシトリナデシコ(学名未定)(左下の写真)という。

  • 分布・生育地 :
     帰化(ヨーロッパ原産)
     全国  海岸、川原、道端

  • 花期 :  5〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     1993年5月29日  山梨県南巨摩郡
     中・花 2014年5月31日  神奈川県川崎市
     下左・白花 1993年5月29日  山梨県南巨摩郡
     下右・葉 2014年5月31日  神奈川県川崎市

  • 撮影記 :
     ヨーロッパ原産の帰化植物で、観賞用に植えられていたものが逃げ出し野生化し、現在ではほぼ日本全土に帰化している。
     茎の上部から粘液を出すことから「虫捕り」の名が付けられている。
     よく川原で遠くからも赤く見えるほど群生していることが多く、帰化植物はあまり写さないのについカメラを向けてしまう。

  • 葉

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花

シロバナムシトリナデシコ