ノミノツヅリ(蚤の綴り)

Arenaria serpyllifolia


ノミノツヅリ1

  • 科名・属名 : ナデシコ科 ノミノツヅリ属

  • 特徴 :
     草丈10〜25cmの2年草。史前帰化。
     茎は細く根元からよく分枝し、全体に短毛がある。
     葉は柄がなく、広卵形〜長卵形で小さく、長さ3〜7mm、幅1〜5mm。先は鋭形、両面に毛がある。
     花は葉腋に1個ずつつき、白色の5弁花で直径5mm程度。花弁は萼片より短い。
     果実(刮ハ)は卵形で長さ約3mm、6裂する。

  • 分布・生育地 :
     日本全土(史前帰化)(ユーラシア原産) (国外:全世界に帰化)
     道端、荒地、畑

  • 花期 : 3〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     2015年4月24日  東京都府中市
     中 2005年4月3日  東京都八王子市
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下左・花 2005年4月10日    同  上
     下右・葉 2015年4月24日  東京都府中市

  • 撮影記 :
     ユーラシア大陸原産で全世界に広がっている雑草で、葉を蚤の綴り(粗末な衣)に例えて和名がつけられている。
     史前帰化(有史以前=石器時代〜弥生時代)の帰化)とされ、日本全土どこでも見られる。
     当たり前すぎてつい見過ごしてしまうが、私の住んでいるあたりでは多摩川の河原に特に多く見られる。

  • 葉

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ノミノツヅリ2

花