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- 科名・属名 : ナデシコ科 サボンソウ属
- 特徴 :
草丈40〜60cmの多年草。逸出帰化。
茎は四角形で稜があり、直立してよく分枝し、無毛。
葉は対生し、葉身は長楕円形〜卵状披針形、長さ2.5〜10cm、幅1〜3cm。先は尖り、基部はくさび形で無柄。質はやや厚く、3脈が目立つ。
花は茎頂や上部の葉腋に集散状に多数つき、花冠は淡紅色〜白色、径2〜2.5cm。花弁は5個、倒卵形で先は浅く裂ける。萼筒は長さ1.7〜2.2cm、赤みを帯びる。花柱は2本、花からやや突き出て先が巻く。
果実(刮ハ)は長さ約2.5cm、先は4裂する。
別名 シャボンソウ
- 分布・生育地 :
逸出帰化(ヨーロッパ原産) 道端、空地、河川敷、海岸の草叢
- 花期 : 7〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2016年7月12日 長野県茅野市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花、下・葉 同 上
- 撮影記 :
長野県の高原野菜地帯を走る道路、窓を開け高原の爽やかな風に吹かれていると、道端にピンク色の花が見えた。
車を止めて見ると、一見して逸出帰化とわかる花、同行の花仲間が本種だと教えてくれた。
明治時代初めから観賞用、薬用としてヨーロッパから持ち込まれ、それが各地で逸出しているようだ。
この花の汁液が泡立つことからシャボン草とも言われ、和名の由来となっている。
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